僕が4ヶ月教え続けてわかった、「教えるための土壌」作りの大切さ

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100_0016 / misawakatsutoshi

基金訓練のPCインストラクターとして、4ヶ月間働いてきたのですが、今担当しているクラスは本日付けで授業が終了しました。
今回は3ヶ月のクラスを担当していたのですが、今回はいろいろと勉強させていただきました。
自分の方向性も明確に見えてきて、「自分が何のために活動していくのか」もはっきりしてきています。
今日は、改めて次に自分が授業をするときの備忘録として、授業で大事にしてきたことをまとめておきたいと思います。

「教える」土壌を作る

何かを教えるに当たって一番大切なのは、この土壌作りです。
畑で一番大切なのは、土壌を作ること。土に栄養分がしっかりと行き届いていないと、いい野菜を栽培することはできません。
教えることも実は同じなんです。
土壌づくりを意識することで、より伝わりやすくなるのです。
畑での土壌作りというのは、土を耕し、肥料を入れる。等があります。
では、教えるときの土壌作りとは、どういったものなのでしょうか。
僕の土壌作りは以下の3点です。

  • カルチャーを作る
  • お互いを知る
  • 常にフィードバックを得る

それぞれ説明していきます。

文化を作る

企業文化、という言葉をご存知でしょうか。
企業ごとに存在する、風土やルールのことをさす言葉ですが、同じことがクラスにも当てはまります。
大人が2人以上存在すると、その中に自然と文化が生まれてくる訳です。
この「文化」、教える際にはかなり重要です。
この文化作りで、クラスの雰囲気が一気に変わるからです。
では、文化を作るときにどうするか。
僕は、必ず自分の意見を言うようにしています。
以下は僕の場合です。

  • このクラスは、パソコンをマスターすることを目標にしていない。皆がパソコンに慣れて、それぞれが活用方法を見いだせることを目標にする
  • 授業を円滑に進め、誰かの邪魔になるような行為は控えてもらうようにルールを作る。そのルールは僕自身も守る。
  • 僕が知っている情報は、皆に教えるために使う。皆も自分が知った情報はわからない人に教えてほしい。その経験がさらに知識として残るから。

こんな風に、自分自身の意見を述べていきます。
クラスに限って言えば、この「教える側の意見」が、クラスの文化の基礎になっていくのです。
そして、クラスの文化は「授業への参加しやすさ」の土壌になっていきます。

お互いを知る

同じクラスになった者同士、お互いのことを知るのは大切です。
相手に自分を知ってもらうために、自分が相手のことを知るために、自己紹介はじっくりやることをお勧めします。
特に、メンバーが集まった初日は皆緊張しておりそのままではなかなか打ち解けることも難しいものです。
アイスブレイクなど、様々な手法を使ってお互いの緊張を解きほぐしつつ、皆のことを知っていきましょう。
アイスブレイク – Google 検索
アイスブレイクを検索!

皆が(自身も含め)お互いを知れば、話すことも抵抗がなくなります。
知ったらあとは情報を交換していくのも抵抗がなくなっていきます。お互いを知れば、自然とお互いで保管しあえる土壌になっていくのです。

常にフィードバックを得る

最後に、常にフィードバックを得られるような形を作りましょう。
定期的に話をするのもいいのですが、僕がとった手段は「アンケート」。
僕は「KPT法」と呼ばれる振り返り方法を参考に、小さなアンケートを作って毎日書いてもらいました。
@IT:初めてのプロジェクトリーダー(6)
◆ KPT法とは  KPTは、それぞれKeep、Problem、Tryの頭文字で、それまでの活動を、それぞれ、良かったので次もやりたいこと(Keep)、問題だったので次はやめたいこと(Problem …
KPT法について、詳しい情報はこちら。

ちなみにアンケート用紙はこちらです。
IMG 1212
無記名で書いてもらって、毎日授業の最後に回収していました。
ここは完璧には匿名ではなかったのですが、それなりにいろいろな意見をいただけて参考になります。
ちなみに、もらったフィードバックで返答が必要そうなものは、全員に向けて話すようにしています。
特に、授業方針について不満がある、という場合、早期に「なぜそのような授業方針をとるのか」という話をすぐにするようにしています。
もし放置していた場合、時間が経過するにつれて不満がどんどんふくれあがる可能性があるからです。
「土壌が痛まないようケアをする必要がある」という訳ですね。

常に自分に原因がある

ということで、3つに分けて「教える土壌作り」についてまとめてみました。
今回は、これらのことが維持できたので、スムーズに教えられるクラス作りができたのではないかと自負しています。
ですが、土壌作り以外でも、一つだけ肝に銘じていることがあります。
それは、「聞いている側が、授業を聴いていてもわからない場合、常に講師側に原因がある」ということ
教師の心得 – bluelines
教師の基本ルール:もし学生が理解できないのであれば、それは学生のせいではない。これは当たり前に思えるが、驚くほど忘れ去られやすい。 …
「教師の心得」とあるが、すべての「伝える人」のための心得とも言えそうだ。

上記エントリでも取り上げられているように、聞いている人が理解できないのは発信側がうまく伝えられていないからなのです。
ちなみに、上記エントリは教師以外でも、誰かに物事を教える機会のある人は必読の内容となっています。
というわけで、そんなことを考えつつ、日々教えることに精一杯になる毎日です。
コンピューターのことを教えておられる方には、こんな本もオススメです。

パソコン・インストラクター完全マニュアル―コンピュータを教えるすべての人に
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海文堂出版
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タイトルには「パソコン・インストラクター」と名付けられておりますが、実際はもっと応用範囲が広いです。
少し高いのですが、

  • パソコンを使っていて
  • 他の人に操作を教えることがある

ような人にはぜひともオススメの一冊となっております。

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