ツイッター本2冊読みました。
小川浩さん@ogawakazuhiroが書かれた「仕事で使える!「Twitter」超入門 (青春新書INTELLIGENCE 250)」と、
コグレマサトさん@kogure、いしたにまさきさん@masakiishitaniが書かれた本「ツイッター 140文字が世界を変える (マイコミ新書)」の二冊。
どちらもターゲットは初心者に近い人として書いているのですが、これらがやっぱりというかなんというか、「同じものをターゲットに書いているのに、視点が違うだけでこうも変わってくるか!」と思える内容でした。
あまりに面白かったので簡単にまとめてみます。
生い立ち、機能紹介はほとんど同じ。
もちろん、当たり前のことなのですが、「生い立ち」と「機能紹介」はかなり似通った内容になっています。(逆に、そこがかけ離れていたら問題ありそうですが。)
一番の違いは視点(前者は世界的、後者は日本的)
個人の主観が出てくる部分は大きく異なっていました。
具体的な点として、Twitterの短いながらも濃密な「歴史」のとらえ方、紹介するサービス等。
「仕事で使えるTwitter超入門」は基本的に世界的な視点から
「仕事で使えるTwitter超入門」はTwitterの歴史などを「世界的な視点」から解説されています。
たとえば、「オバマ大統領のツイッター利用」、「イラン情勢への配慮をTwitterに求める」など、海外でのTwitter上の一大ニュースを紹介していたり、ツイッターを利用したサービス例として米国の「Dell」や「ピザ店」の例を紹介したり。
日本の事例も紹介しているのですが、基本的には世界からの視点重視で書かれているみたいです。
「ツイッター 140文字が世界を変える」は日本からの視点で
逆に、「ツイッター 140文字が世界を変える」はTwitterの歴史などを「日本からの視点」をメインに解説されています。
ツイッター利用をしているWEBショッピング(YahooショッピングやVis-a-Visの例など)や、日本での有名人がTwitterを始めたタイミングなどなど。
日本でのツイッターの出来事がかなり細かく紹介されています。逆に海外でのTwitterでの出来事は一切触れられていません。この辺の割り切りがいいですね。
ツイッター本は、その内容がまさに「タイムライン的」だ。
書いた人の視点によって、分析内容が違ってくる。(たとえばビジネス的にどういう形でTwitterを活用すればいいかなど)この辺で見事に意見が分かれたなーと思いました。
これらツイッター本はある意味、『フォローする人によって変わってくる、著者の「タイムライン」みたい』な内容といえそうです。
中身はどちらが良いなんて判断はできない
2冊それぞれ、違う視点で書かれていて、それぞれ面白い内容になっています。自分にはない意見を読むことができる、それだけでこの本の価値があるのではないでしょうか。
もしどちらかを買うというのであれば、どちらをオススメする、というのはちょっと難しいです。というのも、人間関係と同じく、やっぱり人によって相性があると思うので。
そういう意味では、一度Twitterを見て買う本を決めるというのも一つの手かもしれないですね。
ということで著者3名のアカウントを50音順に紹介。
いしたにまさきさん@masakiishitani
小川浩さん@ogawakazuhiro
コグレマサトさん@kogure
結局、ツイッターに正解はない。
正直、ツイッターの全貌はこの二冊をもってしてもまだまだ計り知れないと思っています。
一番の魅力はやっぱり「人」。これからより多くの人が参加し、多くの人がこのツールを使うようになった時、さらに大きな発見や可能性がある気がしています。
僕自身は半年前に始めた人間なので、著者とはまた違う視点(タイムラインも含め)でTwitterを見ているのですが、それはまた別のエントリでまとめたいなと思います。
@fujimottaでした!
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