2010/09/14(火曜日)大阪梅田は堂島にあるジュンク堂書店 大阪本店さんで開催された @rashita2 こと倉下忠憲さんのトークセッションに参加してきました!
『EVERNOTE「超」仕事術』の出版記念トークセッションということで、Evernoteの濃い話しが聞ける1時間でした。
と、いうことで、。今日と明日は倉下さん初のトークセッションについて書かせていただきます。
ちなみに正式名称は『続 EVERNOTE「超」仕事術には書ききれなかった もっと『脳をフリーにする』 Evernote実践活用法!』です。長い…。
実は『EVERNOTE「超」仕事術』は倉下さんのEVERNOTEの全てではなかった!
いきなりサラッと言われてちょっとスルーしかけました…。
実はEVERNOTE「超」仕事術に書かれた内容は倉下さんのEvernote活用術のほんの一部だったらしいです…!
ということで、今回のトークセッションで出てきた、「倉下さん未公開の」Evernoteの実践的な活用術をご紹介いたします!
倉下さんの3場面の活用事例『仕事・学び・生活』
仕事での4つの活用事例
- 仕事データベース
デジタルデータやアナログデータなど何でもEVERNOTEにスキャンするそうです。 - アイデア帳
Rhodia、iPhone、メール、モイスメモなど何でも取り込み、Evernoteに一元化しているそうです。 - タスク管理
すべてのタスクをEvernoteに集めてしまうようです。状況に応じてタスクを切り出し、週に一度レビューを行われるそう。(GTDの詳細は『ストレスフリーの仕事術』で!)
タスク管理アプリとしてはEgretistがオススメだそうです!
Egretlist – MindsMomentum - 原稿管理
初稿から最終稿まで、過去の全バージョンの原稿をEvernoteに保存しているそうです。そのままだとどれが最終稿かわからないので、最終稿にのみタグ付けし、そのタグで検索すればすぐに最終稿が出るようにしていたそうな。
ちなみに、今作もEvernoteの共有ノートブック機能で編集者さんと共有して原稿を書き上げていたそうです。
実はEvernote「超」仕事術は担当編集者さんと1度も会うことなく原稿を書き上げたそうで。まだ担当の方とお会いしたことがないとのこと。
そんな執筆スタイルもアリなのですね。すごい時代だ…。
学びでの4つの活用事例
- 復習ノート
わからない単語や事例があったらインターネットで調べることはよくあります。
そんな時、倉下さんは調べた内容をすべてEvernoteに取り込むらしい!
一度調べた内容は2回Googleで検索しない。2回目はEvernoteを見て復習するのだそうです。 - レバレッジメモ
読書したあと、本はそのまま放置はしない。必ず読書メモを取り、それをEvernoteに保存しておくそうです。
これは本田直之さんの著書「レバレッジ・リーディング」に書かれている「レバレッジ・メモ」テクニックだそうですので、詳しく知りたい方は「レバレッジ・リーディング」を読んでみてください。 - お手本帳
自分が参考になりそうな資料を保存しておくそうです。
例としてあげるなら、簡単にブログを書くテンプレートとか、レシピとかも(料理を学ぶという意味では)そうかも。 - モチベーションアップ
マインドマップで自分のことをまとめてEvernoteに取り込んでおくそうです。
元ファイル+PDFを取り込んでおくことで、検索も表示もでき、さらに追加で編集するときもファイルが扱いやすくなるそうな。
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ビジネス書の読書術!
具体的なノウハウが数多く載っています。
読んだ本を実践に活かすために
多読の考え方の参考になりました。
私的な本の購入方法の場合、著者に言わせれば1050円の価値しか残らない
生活での4つの活用事例
- 持ち運びファイルボックス
外出時に必要になりそうなドキュメントを取り込んでおくと、いざという時に活躍するそうです。
地図、住所、時刻表、(過去にあった場合)会う人の名刺、などなど。 - 備忘録
とっさのときに忘れがちなものも取り込んでおきます。
コンピュータ周辺機器、消耗品の型番や、ボールペン替芯の型番、電球のサイズ(写真と一書に取り込んでおくと一目でわかる)、口座番号など。 - 取扱説明書
家電。PCのセッティング手順・事故を起こした時の対処法などなど。 - ライフログ
人生の記録・デジタルログなど。
Evernoteアプリならメモをとった際の位置情報も残りますね。
GoogleカレンダーのログとFoursquare履歴を取り込んでおくと、スケジュール上での行動と実際の行動との比較ができるそうです。

最適化されていないトータル・リコールなんて誰が望む?
ライフログを大御所が語る
ちょっと難しいかな
最初は懐疑的だったけど
10年後には実現されているのだろうか
倉下さんはライフログの一つとして(今後役に立つかどうかは気にせずに)「アルコール履歴」を残しているそうです。
これは新しいチューハイが出る毎に倉下さんが飲んで、その写真を記録するというもの。
今は全く活用の予定はないそうですが、もしかすると今後、残しておいてよかったと思える日が来るかもしれない、ということで続けられているそうです。

クラウド時代のGTD指南本
GTDに使えそうです
EVERNOTEを利用した『知的生産の技術』指南本
EVERNOTE本の決定版!? 使い方というより活用方法。GTDはいいかも。
と、いうことで…編集後記
倉下さん、お疲れ様でした!そして、参加させていただきありがとうございます。
なかなか面白い一時間でした。質疑応答でも面白い質問がドンドン出てきて、僕自身も目からウロコ。
ということで、今日に引き続き、明日は質疑応答で出てきた倉下さんのEvernote活用術をまとめてお届けします。