
読書、していますか?
最近、僕はめっきり読書をする時間が減ってしまいました。
去年の半ばまでは程々に本を読めていたのですが、ここ半年はめっきり読書をしなくなってしまったのです。
理由を色々と考えていると、「楽しい・楽しくない」というシンプルな答えではなく、ちょっとしたスタイルの変化が僕を読書から遠ざけていたようです。
自分の言い訳ブログを書いているからその分、読書の時間が無くなっている
まず一番に思いついた仮説は「毎日ブログを書いているから。」というもの。
去年半ばから、平日は毎日のようにブログを書いています。
それまでは、平日のスキマ時間を使って読書をしていたのですが、その時間が完全にブログエントリを書くことに変わってしまっているから、それが原因で読書ができなくなった、という仮説。
ですが、よく考えてみると、それが根本的な問題ではありませんでした。
本当にブログを書いているからなのか?本当は、読書が時間のかかるものになっていた
ブログエントリを書くようになり、そのために読書の時間が使われるようになったのも事実ではあります。
ですが、それまでは、読書に対してそこまで時間がかかっていなかったのです。
以前は、会社での隙間時間を利用、もしくは移動中の隙間時間を利用して、パパっと読書をしていました。
ですが、1冊を1時間以下で読む、かなり端折った読み方でした。
正直なところ、読んでもそこまで内容が残っていない。
まして、読書した内容があとで活かせているか、と言われるとかなり疑問が残る状態でした。
それを打破しようと、気になるところをどんどんメモしていき、印象深いところはどんどん引用していこうと考えるようになったのです。
これは、以前書いていたブログでもそういう形跡が残っています。
想造ノート: どんな結果でも受け止められるようにするには、良い結果と悪い結果を想像しておくこと。
想造ノート: 自信を失わないために自分ができるたった一つのこと。
一冊の本から、いろんな知識を得ようとしていた痕跡とも言えそうです。
ですが、このスタイルの変化は、大きな課題を残していきました。
それが、読書の「面倒」化。
面倒なことをそのまま放置読書の習慣がなくなっていく
面倒になってしまうと、読書したいと思わなくなりました。
そうなると、だんだん読書から遠ざかっていく。
遠ざかると、さらに読書したくなくなる。
このままでは本当に読書から離れてしまいそうです。
ここで、手にとったのがこの1冊でした。
早川書房
売り上げランキング: 21541
正直なところ、読む本はなんでもいい、と思っていた
特になにか考えて本を手にとったわけではありませんでした。
偶然、積まれていた一番上の本だった、それだけでした。
ですが、この本が僕に読書スタイルを変える勇気をくれたのです。
以下引用です。
たとえば、人々のあなたに対する見方や決めつけ方を変えさせ、あなたのことを軽んじないようにさせたいとする。そのためには自己満足や退屈さと戦う必要が出てくる。
ホームヒーロー(注:ピーター・アーネル氏が開発した、シンプルでインテリアに馴染みやすい家庭用消化器)は、視認性を高めるためのデザイン的要素と、握りやすいグリップや押しやすい噴射ボタンを盛り込むことで現状を打破した。
見た目が美しくなったので隠しておく必要がなくなったし、使い方にびくびくする必要もなくなった。私たちは、自明のものを再発明したのだ。
もっと自分に自信を持ち、よりスムーズに変革を行うために、あなたの人生における自明のものを再発明してはどうか。
人生を無理なく変えていく「シフト」の法則 P145 より
読書の再発明読書をするメリット・読書のしやすさを向上させる
実際にどう変えたのか。
僕の読書スタイルを例に上げてみます。
変えたのは以下の二つ。
- 読書のメリットの再発明
- 読書スタイルの再発明
まず、読書のメリットの再発明です。
最近はアウトプット欲が増しているので、読書後、得たものをブログエントリにしてしまう、という手法。
次に、読書の着手をしやすいスタイルの再発明をします。
読書の導入がどうしても面倒に感じてしまうので、目次に時間を割くことにしました。
目次をしっかり読むことで、自分が興味深い部分を先に把握しておく。
これで、自分の気になる部分を漏らさない様にします。
もう一つ、付箋を活用していきます。
こちらの付箋を利用し、気になる部分にマークを残していく。
あとで読書メモをまとめる際の目印にしておきます。
これで、読むこと、得たことをまとめることと二つの作業に分けることができそうです。
あとは実際に実行してみて、何か問題がありそうであれば随時修正していくことになるかと思います。
積ん読を放置しないために読書管理をする最近(システム的に)急成長中のMediaMarkerを利用
あと、自分が読んでいない本を管理出来ていないので、MediaMarkerを利用して本を購入後、「放置」してしまう事を防ごうと考えています。
こちらに関しては、明日ご紹介しようとおもいます。
今日紹介した本
早川書房
売り上げランキング: 21541
人生を「シフト」つまり切り替えるための著者なりの考え方、行動方法を惜しみなく紹介した一冊。
本人の性格からか、文章はいろんなところに「飛んでいる」ため、若干読みにくかったものの、セルフブランディング・習慣の作り方など、参考になる部分は多かった。
あとがき

新しい習慣として、読書も組み込んでいきたいと思っています。現在、新しい習慣を2つ追いかけようとしていますが、じつはどちらも「人生の質の向上」という同じ目的のためです。
今までは、「二兎を追う物一兎を得ず」という言葉を信じ、あまり二つのことを追い求めようとはしていなかったのですが、「シフト」を読んでから、同じ方向を走る二兎であれば追えるかもしれない、と考えるようになっています。
実際にどうなるか、は追々まとめていきます。
運動記録
朝、夜と通勤RUN。あわせてだいたい2kmぐらいかな。