
一人でセミナーやランチ会などに参加して、まずハードルとなるのが、人とのコミュニケーション。
特に、大多数の人がいる場でのコミュニケーションはどうしても恥ずかしくなってしまう。
佐々木正悟さんはあすなろブログ「作家の作業日報」でこう書かれている。
大人数で、しかもとても賑わっていて、さらに会場の関係者は(自分を呼んだ人とも)仲良くわいわいやっていたりすると行く前にはまったく感じてなかった孤独感をわざわざ感じるために出かけた気になってしまう。それで帰路が一人だったりすれば、ねえ。
via: 人をただ呼んではいけない | | 作家の作業日報 | あすなろBLOG
そう、多くの人が参加する会に一人で参加すると、いらぬ孤独を感じてしまうのだ。
僕が恵まれているなと思うのは、そういう会に対してパートナーが理解を示しており、一緒に参加してくれることが多いということ。
そのおかげで、最近は孤独感だけ感じて帰ることはなくなった。
だけど、大きな会の会場を見回してみると、かなりの確率で一人になっている方が居る。
自分も同じような立場になったことがあるし、見ているだけだとなんだかつらい。
そんなとき、じゃあどうするか。
僕の場合、シンプルな答えだった。
自分から話しかけること。
僕自身、話しかけるハードルが高いことは分かっている。
だからこそできることが、自分から話しかけることだった。
もちろん、もっとうまい方法はあるかもしれない。
会の仕組みを変えれば、どうにかなることもあるだろう。
けれど、変えられるのが自分だけだったら、自分の思考をスイッチして、自分から話しかける。
たとえば、ゲームとして捉えるような。
自分から話しかけられたらポイントアップ。どんどん会話の輪に人を招き入れられたらポイントアップ。みたいな。
そうすると、変な使命感がでてくる。よし、もっと招き入れよう!みたいな。
そうなればしめたもの。はじめに話しかける恥ずかしさよりも、先に話しかける楽しさみたいなのが見いだせる。
「IDEA*IDEA」 の田口 元さんは過去にこんなエントリを書かれていた。
いつもお世話になっている師匠に教えてもらったことに「30秒ルール」というものがあります。そのルールは以下のようなものです。
新幹線のなかでも、行列に並んでいるときでも、知らない人に話しかけるなら最初の30秒が勝負。その30秒で話しかけられないとずっと話しかけられない可能性が高い。
・・・うむ、経験ありますよね。それ以来、30秒ルールを肝に銘じて、あ、なんか話しかけたいな、と思ったときには躊躇しないようにしています。
知らない人に話しかけるのはすごく勇気がいることですが(social skydivingとかって言われるぐらい)、うまくいけばとってもハッピーな気分になれますよね。via: 最初の30秒で話しかけないとずっと話しかけられないの法則(=30秒ルール) – IDEA*IDEA ~ 百式管理人のライフハックブログ
そう、人は会って30秒以内に挨拶できなければ、挨拶の難易度がぐんと上がってしまう。
でも、それは逆に考えれば30秒以内に挨拶出来れば、難易度はぐんと下がってるまま、とも考えられる。
それなら先手必勝で先に挨拶してしまおう。
あ、そうそう、そういえば、挨拶で一番困るのは一言目に聞くことなんだよな。
いつも忘れて、挨拶時に躊躇してしまうので、今日は簡単にメモしておこう。
- こんにちは!
- どこからいらしたのですか?
- 会には何回目の参加ですか?
うーん、我ながらベタだなぁ。
もっとうまい挨拶はないものか。