
rashita隊長の引率のもと、行ってきました。「ウメサオタダオ展」。
参加者は合計9人、だったかな。
シゴタノ大橋さんの「rashita隊長と一緒にウメサオタダオ展に行きませんか」の一声から、なんだかんだと広がっていつのまにやら参加者が増えていったのです。
この展覧会、随所に工夫が施されていましたが、僕が一番印象に残ったことは、初心者にも上級者にも飽きさせない作りになっていたこと。
梅棹氏のことばが垂れ幕になって随所に飾られていたり、彼のことばが随所に飾られていたりと、それを見るだけで梅棹氏の残したモノの大きさを感じさせられる作りになっているのです。
もちろん、梅棹氏の机の再現や、キャビネットシステムの再現、スケッチブックを展示など、かなり凝った物もあるので知的生産マニア(?)も大満足の内容になる事請け合いです。
さて、今回僕は「初心者」として楽しんだ、ウメサオタダオ展。
そんな僕にも、心に響くことばがたくさんありました。
会場内は撮影自由ということで、気になることばをメインにバンバン撮っていると、いつのまにやら撮った写真は150枚以上に。
そのなかで、僕の心に最も印象深く残ったことば。
梅棹氏が僕を導いてくれているように感じた、このことばでした。
「なんにもしらないのは、よいことだ」
先日、僕は上記エントリで、「自分は何も知らない」と嘆きました。
だけど、梅棹氏のこの一言で、それが悪いことではないと気付かされたのです。
〜知らないことで、貪欲になれる〜
〜知らないからこそ、自分の興味が尽きないのだ〜
自分にはそんなふうに言ってくれているように感じました。
おそらく、これからも知らないことは多いでしょうし、なんにもしらないまま多くのことを学んでいくことになるでしょう。
自分がもし「何も知らない」と無力感を感じたとき、梅棹氏のこのことばを思い出して、ゼロから学ぶ姿勢を忘れずにいたいものです。
あとがき

台風接近の大雨の中、万博記念公園まで行ったのですが、改めてこういう機会を作ってくれたシゴタノの大橋さんとR-styleの倉下さんには感謝です。
こんな機会がなければ、きっと家で引きこもっていたように思いますが、今日参加できたことで大きな刺激となりました。
また写真を見返しつつ、思うことをEvernoteにでも綴っていきたいと考えています。
次からはおまけの「僕が印象に残った」梅棹氏のことば集です。
写りが悪いものもありますが、ご勘弁を。
「歴史は、だれか他人がつくるものではなくて、わたしたちじしんがつくるものだ」
「カード・ボックスは、ある意味では一番小さな図書館である。つまり、材料の蓄積である。
カードはコンピューターに似ている。…どちらも、知的生産のタメの道具としては、いわば「忘却の装置」である。」
「知的生産は、かんたんにいえば、無から有をつくりだす仕事である。」
「資料全体を項目別にばらして、カードにしてしまうという方法。」
「あるきながら本をよみ、よみながらかんがえ、かんがえながらあるく」
うーん、どれも印象深い。
運動記録
万博記念公園を延々と歩きました。
徒歩で合計30分以上は歩いたような。