超実践的です。はい。
「すべての仕事を紙一枚にまとめてしまう整理術」
全てのテクニックに「再現性」がある
なんせ、7つのテクニック全てに再現性があります。 本を読んで、実際に実行すれば同じようにできるんです。
どんなテクニックがあるのかは、目次を参照してもらえば早いかもしれません。
第0章 紙1枚で整理するとはどういうことなのか
- 整理とは、複雑なものをシンプルにすること
- 本書で扱う7つのフォーマット
第1章 思考力・仮説力を磨き上げるSの付箋
- 論点を整理すればどんな難題も秒速で片付く
- 「Sの付箋」で仕事の設計図を描く
- 付箋1枚で仕事はどこまで効率的になるのか
第2章 インプット・アウトプットの効率を劇的に高める16分割メモ
- ただのメモ帳を強力なデータベースに変える
- 16分割メモのつくり方
第3章 本を1冊15分で読むキラー・リーディング
- 60冊の本を3日で読みこなす
- 「キラー・リーディング」4つのステップ
- ドラッカーの『経営者の条件』をキラー・リーディングする
- キラー・リーディングで情報を構造的に読み解く
第4章 いらないものをシンプルに捨てる1枚引き継ぎマップ
- いらないものを見極める「シンプルリスト」づくり
- 10分で新人にも業務を任せられる「1枚引き継ぎマップ」
- 「1枚引き継ぎマップ」のつくり方
- マインドマップソフトを使おう
第5章 会議時間を半分にするマッピング・コミュニケーション
- 話の地図を持てば、議論のポイントをはずさない
- マッピング会議のやり方
- なぜ、マップが必要なのか
第6章 言いたいことが誰にでも伝わる3つの型と1・2・3マップ
- トヨタ式のコミュニケーション、「全部を今ここで話してくれ」
- ロジカルに伝える3つの型
- 複雑なこともやさしく伝わる「1・2・3マッピング」
第7章 どんな相手も納得させる物語プレゼンテーション
- 話の説得力はストーリーが生む
- 物語プレゼンテーションの5つのポイント
- ストーリーは3幕構成でつくられる
- オープニングとエンディング、「何が」「どうなった」を設定する
- 第1幕は「現状」「変化」「問い」で引きつける
- 第2幕では「3つの階段」を盛り込む
- いいプレゼンテーションはひと言で伝えられる
- ストーリーはSの付箋でつくる
- ケーススタディー1 リゾート・ホテルの新規事業
- ケーススタディー2 リゾート・ホテルの再建計画
僕自身も同じようにやって、実際に出来ました。
第三章に書かれていた、キラーリーディングで、この本をまとめてみた結果です。
たしかに、自分自身の問いに対する答えが見えてきています。
テクニックを通して感じる、「整理とは」の答え
7つの実践的テクニックを紹介しているこの本ですが、その背後にある思想は「目的を見据え、その目的に合うかを常に問い、そしてその目的に合わないものを捨ててしまう」ということ。
実際に必要な部分は全体の中の2割。その2割は人と時、場合によってそれぞれ違うもの。
その時に合わない部分をバッサリと切ってしまうことが一番肝であり、それをフレームワーク化してしまうことで再現性を高めている「この本のスタイル」自体も非常に参考になります。
ちなみに…
ちなみにこの本は、シゴタノ大橋さんの以下のコメントで購入を決めました。
『人に教えたくない一冊。この本に書かれている通りにやってみたら確かにいつもより短い時間で濃く書けた。』
うーん、たしかに言いたいことがわかる気がします。