iPad Miniや新型iPad、そしてKindle。
様々な電子書籍端末がこの秋に勢揃いしてきましたね。
実は、僕も既に端末を持っているんです。
iPad2と、Kindle。
どちらも、閲覧端末としては非常に優秀です。
ですが、iPadでは読書はしなくなり、結局電子書籍端末としてはKindleがメインになったのです。
今回は、僕がどんな風に電子書籍とつきあってきたのかをご紹介したいと思います。
iPadの発売、そして購入
iPadとの出会いは、ちょうど2年半ほど前になります。 iPhone3GSを入手して半年ほど経ち、タッチパネル端末の可能性を強く感じていた頃です。
そのとき僕は、iPhoneの画面の小ささを惜しく感じていました。
この画面がもっと大きくなれば、もっと可能性が広がる。 例えば、その上で野球盤みたいな事が出来たり、あるいはテーブルゲームの台になるんじゃないか、と。
そんな折、Appleの発表した新しい端末、iPad。
まさに、自分がイメージしていたものだったのです。
僕は、深夜のフェリーの中で、肌身離さず持っていたiPhone3GSからApple Online Storeで予約したのを今でも覚えています。
1週間後、我が家にやってきた端末は、イメージ通りのものでした。
ただし、そのスペックをのぞいて。
初代iPadは、残念ながら僕のイメージ通りの動きをしてくれるものではありませんでした。
美しい画面。大きなタッチパネル。
可能性は感じるものの、その動きは散漫だったのです。
画面は大きい分、本体の重さもかなりのものとなり、読書をするにも持ちづらい。
結局iPadはほとんど使われる事がなくなりました。
生まれて初めてのe-ink端末、Kindleを購入
その後登場したのが、Kindle (3rd)。
ちょうど2年前のことでした。
Kindleがうちにやってきた! | 想造ノート
まだタッチ操作も出来ない、キーボードも据え付けられたタイプの端末でした。
正直、非常にチープな端末です。
iPadの方が確実に高級感があります。
ですが、E-inkの文字表示の美しさは筆舌に尽くしがたいものでした。
僕は、持っていた自炊PDFをKindleに入れ、電子書籍を体験しました。
感動しながらページをめくっていました。
しかし、それも長くは続きません。
E-inkの特性上、ページめくり時に画面が反転するのですが、その動きにどうしても違和感を感じてしまいます。
さらに、Kindleの端末に印字されていたキー配列のプリントが指とのこすれであっさりと消えてしまいました。端末の作りの安っぽさに、またがっかりしてしまいました。
そんな事もあり、結局、Kindleでの読書は続きませんでした。
そうして、僕の電子書籍体験は1年ほど沈黙するのです。
iPhone4Sで電子書籍を読み始める
僕が再び電子書籍と向き合う事になるのは、ちょうど1年前。
iPhone4Sの購入です。
iPhone4Sを買った僕は、Retinaディスプレイの綺麗さに驚き、そして電子化した書籍も読める事に感動しました。
なにより、iPhone4Sは電話です。片手でも楽々持てます。
地下鉄移動時は、iPhone4Sで過去の電子化した書籍を読む事が多くなりました。
再びKindle。そしてE-inkの良さを改めて感じる
iPhone4Sの読書が当たり前になりつつあった今年の夏、ふと自分の持っているKindleが目につきました。
何とはなしに電源を付けてみて、過去に入れた書籍を読んでみると、iPhone4Sより圧倒的に見やすいではありませんか。 iPhone4Sでは解像度が高いからと、無理に小さい文字を見続けていたのですが、Kindle 3rdの6インチディスプレイとE-inkの見やすさには圧倒的な差があったのです。
読みやすさと手軽さで、Kindleは僕の電子書籍端末の第一位に返り咲きです。
実際問題、そのちょっとプラスティッキーで軽い感覚は、お尻のポケットに入れても問題ないかと感じてしまうほど。いい具合に「壊れそうにない」んですよね。
iPadは高級な装飾が施されたハードカバーのような存在。
端末としては非常に高級です。
ですが、ペーパーバックや文庫本のような感覚で、ケツポケットには入れられそうにはありません。
本気で本が好きで、どんなところにも持っていきたいと思っているのであれば、僕ならKindle Paperwhiteを買うでしょう。
Kindleは2GB「も」保存できる?
「Kindleはたった2GBしか保存できない」という人も居ますが、ちょっと考え方を変えてみると、2GB分は持ち運べて、さらにAmazonという大きな本棚が使える、という風にも考えられますよね。
ちなみに、新書1冊で5MB程度。
2GBでだいたい400冊も入る計算になります。
400冊って…本棚1個分ぐらいですよね。
だいたい上の本棚が、400冊だそうです。
コミックスだと容量は25MB程度になるようですが、それでも80冊は保存できる容量です。
書籍専用のカバンだと思えば、十分納得の容量です。
iPad Miniだとこうはいきません。
電子書籍だけでなく、音楽、動画、そしてアプリも沢山入れたくなりそうです。
きっと16GBではもの足りず、32GBか64GBは欲しくなるでしょう。
まとめ
さて、長々と語ってしまいましたが、僕がKindle Paperwhiteをおススメするのは以下の2つの理由です。
第一に、e-inkの良さがあります。
バックライトの液晶にはない不思議な「味」が、目にも優しく読みやすいです。
第二に、逆説的ではありますがそのチープさからです。
ちょっと安っぽい端末ですが、それがまるでで文庫本のようなのです。
いつでも肌身離さず、ふとしたときにスイッチを入れて読書。 本当に文庫本で読書しているのかと錯覚してしまうほどのこの手軽さがいいのです。
iPad Miniだとこうはいかないでしょう。
本を読むよりも、Twitterを見たり、ブラウザでニュースを確認してしまいそうです。
きっといつまでたっても電子書籍は読了しません。
おまけ
調べてみるとKindleの海外版はディスプレイが壊れても交換対応してくれていたみたいですね。
これはすごいアフターケア。
Kindleがまた壊れた
これが日本でも行われるなら、それこそ電子書籍リーダーとしての安心感はKindleが一番なんじゃないかな。
究極のチープさを誇る僕のKindle
僕のKindleは、裏側がこうなっています。
貼るところが見つからなくて、つい…