
Macに関わらず、ノートパソコンは常に盗難の危険が伴います。盗難されると、本体がなくなるのも辛いですが、何よりデータが悪用されてしまう危険性が怖いところです。
Macには、標準で記憶領域を暗号化する「FileVault」という機能が搭載されています。
FileVaultを使うと、「HDDを抜き取って、データだけこっそり盗み見られてしまう」という心配が小さくなるので、仕事の重要なデータを取り扱うコンピューターでは設定しておく事をお勧めします。
FileVaultを有効にするには、まずはシステム環境設定から。

「FileVaultを入にする…」がグレーになっているので、まずはカギのアイコンをクリックしてパスワードを入力し、ロック解除します。
ロック解除すると「FileVaultを入にする…」ボタンがクリックできるようになります。これをクリック。
すると、ディスクのロックを解除できるようになるユーザーの選択画面が出てきます。
ここでチェックが入っているユーザーのみ、FileVaultの暗号化解除が出来ます。
さらに続けると、復旧キーが表示されます。

しかし、この世で安全な場所ってどこにあるんでしょうか。
さらに、復旧キーの補完をAppleに依頼する事も可能です。

最後に、再起動をすれば暗号化処理がスタートします。

これで、FileVaultにより記憶領域が暗号化されます。