ブログを作り、さあ記事を書こうと思っても、何から書けばいいのかわからない…
とりあえず、日記を書くようにはしたけれど、全然誰にも読まれていない…
「あ、閲覧者が1人いる!」と思ったら自分のアクセスだった…
この記事を読んでいるあなたにも、そんな体験あるんじゃないでしょうか。
実は、私もあります。
なので、今回はアマゾンの「Prime Reading」対象だった、こちらの電子書籍
「ブログの成功技術(著:與五澤 憲一氏)」
を読んでみました。
今回はこの本から学んだ「ブログを作成したばかりの初心者」でも集客できるようになるブログの書き方をお伝えしたいと思います。
もっとも大事なのは、検索ユーザーのニーズを満たしてあげること
ブログ記事の最大の目的。それは、検索ユーザーの困っていることを解決してあげることです。
その理由は、人が検索エンジンを使うタイミングを考えてみると答えが見えてきます。
人が検索エンジンを使う時は「困っている時」
人が検索エンジンを使う時は、「困っている時」です。
- これから乗る電車の時間っていつだっけ?
- 今から行くお店の営業時間って何時からだっけ?
- そういえば、今日のJリーグの対戦カードってなんだったかな。
といったように、人は困った時や、情報を得たい時に検索エンジンを使います。
検索されたコンテンツから解決策が欲しいと思っている
そうやって検索して出てきたブログ記事には、解決策があると思ってユーザーはアクセスします。
そして、それを読んで自分の困りごとが解決した。
その時初めて、そのブログ記事はユーザーにとって役立つコンテンツになるわけです。
解決策が出ないコンテンツは「ユーザーにとって必要ない」コンテンツ
一方、検索して出てきたブログ記事に解決策がなかったらどうでしょうか?
おそらく、別の記事を探すために戻って、他のブログ記事へアクセスしてしまうでしょう。
ユーザーの悩みを解決できなかったブログ記事には、もう戻ってこられることはないのです。
その結果、Googleからの評価も下がってしまい、さらにアクセスしづらいブログ記事となってしまうのです。
ユーザーの「二つのニーズ」を満たす
アクセスを増やし、集客できるブログ記事を書くためには、
- 徹底的にユーザー視点に立ち
- そのニーズ(欲求)を満たす
必要があります。
ユーザーが持っているニーズは2種類。
すでに問題が明確化されている「顕在ニーズ」と、
ユーザーがまだ気づいていない「潜在ニーズ」です。
すでにユーザーが気づいている「顕在ニーズ」
「顕在ニーズ」というのは、すでにユーザーがそれを問題だと思っている、明確化されているニーズのことです。
例えば今回の記事の場合、顕在ニーズは「集客できるブログを書きたい」ということになります。
これは、ユーザーが今すぐにでも解決したいと思っているニーズとも言い換えられます。
ユーザーが気づいていないけれど本当は満たしたい「潜在ニーズ」
一方で、「潜在ニーズ」というのは、ユーザーは気づいていないけれども本当は満たしたいニーズのことを指します。
今回の記事を読む人であれば、おそらく潜在的には「仕事を安定的に得られるようにしたい」「自動的にお客様に選んでもらえるようになりたい」というニーズがあるんじゃないでしょうか。
ユーザーは今は気づいていなかったけれども、教えてもらったら「それも解決したいものだった!」と思うニーズです。
「顕在ニーズ」から「潜在ニーズ」に導いてあげる
顕在ニーズはユーザーも気づいているものですから、それに対しての答えを提示してあげると満足します。
が、さらにそこから潜在ニーズに導けると、より大きな信頼となります。
ですので、純粋に題目通りの答えを提示するだけではなく、より深い悩みの提示とその答えにも導いてあげることが必要になるわけですね。
ニーズのあるコンテンツをどう見つけるか
ニーズがわかれば、それを題材に記事を書いていけそうですね。
では、どうやって「ニーズ」のある「キーワード」や「題材」を探していくのでしょうか。
妄想でキーワード選定はNG!まずはリサーチをしよう
「キーワード」を決める時、ついつい初心者がやってしまうのが「思い込み」で選んでしまうこと。
「自分が書きたいからこれでいいや」とか「自分が困ってたからとりあえずこれ」というように、なんとなくの気分や感覚で選んでしまうとどんどん遠回りになってしまいます。
そうではなく、「実際にどんなキーワードが使われているのか」を調べ、ユーザーの欲求をリサーチ(調査)します。
需要があるキーワードを探す「Googleキーワードプランナー」
ユーザーがどんなキーワードを使っているかを調べるには、「Googleキーワードプランナー」を使います。
これは、「Google Adwords」という広告出稿サービスの中に含まれているツールの一つです。
キーワードを入力することで、どれぐらい検索されているかの調査ができます。
キーワードからさらに関連するキーワードを見つける「Googleサジェスト一括DL」
もう一つ使うツールが「Googleサジェストキーワード一括DL」というもの。
これは、検索キーワードの関連語を一覧表示し、さらにそれを一括でダウンロードするというもの元にするキーワードから、さらにどんなキーワードが入力されて検索されているのかがわかります。
今は1語で検索することはほとんどなくなっているそうなので、こういう関連語の調査をして、タイトルに含んであげることで、よりユーザーがアクセスしやすくなります。
ユーザーに最後まで読んでもらう記事の書き方とは
さて、リサーチが終わったら今度はコンテンツの内容作りになります。
検索ユーザーにアクセスしてもらい、さらに最後まで読んでもらうための記事の書き方とはいったいどんなものなのでしょうか。
タイトルがダメだとクリックさえしてもらえない
極端な話、タイトルが記事の価値全てを決めているといっても過言ではありません。
というのも、ユーザーは記事タイトルを見て、アクセスするかどうかを選ぶからです。
ユーザーにとっては、コンテンツ内容が充実しているのは当然。
さらに、一目でわかるタイトルでないとアクセスすらしてくれないのです。
せっかくリサーチをしたのであれば、そのキーワードがきちんとタイトルに盛り込めるようにしましょう。
タイトルの後、書き出しで相手の心を掴む
さて、タイトルの次は本文、といきたいところですが、本文に入る前にやっておきたいことがあります。
それが、書き出しを書くことです。
書き出しとは、記事を読む人が一番に目を通すところです。
ユーザーはここで、「この記事で自分の問題が解決できそうか」を判断します。
ですので、問題の提示、記者の体験談を交えつつ、相手の共感を得られるような文章を書いておきます。
そうすると、ユーザーが「あ、これは自分のために書いてくれている記事だ」と思い、最後まで読むようになるんですね。
本文は結論から書いていく
先にも散々書きましたが、本当に大事なことなので何度でも書きますね。
検索ユーザーは困っていて、早く問題を解決したいと考えています。
ですので、そんなユーザーを満足させるためには本文は結論から書いていきます。
見出しごとに、結論→理由(根拠)→例。
この流れに沿って記事を書いていくと、ユーザーの悩みを解決したいという欲求を満たしつつ、さらに潜在ニーズを掘り起こすきっかけも作り出すことができます。
ついつい陥りがちな「コンテンツ作り」の罠
以上のことを踏まえてブログ記事を書くと、集客できる記事の書き方になります。
あとはこれに則ってブログを書き続ければいい、となります。
ですが、あまりにそれにばかり囚われていると「ブログを書くことが目的になってしまう」という罠が潜んでいます。
ブログを書き続けると、コンテンツ作りが目的になってしまう
ブログばかり書き続けてしまうと、だんだんとコンテンツ作りが目的になってしまいます。
ユーザーに喜ばれる記事、PVが伸びることだけを考えたコンテンツ。
それも大切ではありますが、あなたがビジネスに繋げたいのであれば、もっとも大切なことは検索ユーザーに貢献することです。
本当は、ユーザーの悩みを解決することが目的
ブログを書く本当の目的は、ブログ記事から集客でき、仕事につながることです。
そのためには、ユーザーの信頼を得る必要があります。
信頼を得るためには、ユーザーの困りごとをきちんと解決する。
だから、ブログ記事ではユーザーの悩みを明確化し、徹底的に解決することが必要になるわけです。
まとめ:徹底的にユーザー目線に立つ
ということで、今回は「ブログの成功技術」を読んで、集客できる記事の書き方をまとめてみました。
- 仕事につなげることが目的ならば、徹底的にユーザー目線のコンテンツ作りをしなければならない。
- いちばんの近道は、真面目にコツコツとユーザーに役立つコンテンツを作ること。
かなり泥臭い内容ではありますが、だからこそ選ばれる、集客できる記事になるんだなと改めて感じることができる1冊でした。
Googleキーワードプランナーや、Googleサジェスト一括検索の使い方、さらに具体的なブログ記事の書き方と、テンプレートの使い方についても説明されています。
▼基礎中の基礎について学べる1冊になっています。
個人的には、電子書籍からのリスト獲得、そしてブログへの動線が非常に自然で、参考になりました。