自分のサービスを作って、誰かに提供する時に避けて通れないのが「セールス」。
私のクライアントさんの中でも「セールスが苦手だからどうにかしたい」と言われる方は多いものです。
いかがでしょうか。あなたも、セールスに対してこんな思い込みはありませんか?
- 自分の商品を売るなんて迷惑になるんじゃ…。
- セールスって結局相手のお金を奪うことでしょ?
- 必要ないものを押し付けられて困るよね…
でも、実はこれって大きな勘違いなんですよね。
セールスの勘違い
セールスができないという人のよくある勘違いについて説明していきましょう。
売るってガツガツしてる?
売ることが「ガツガツ」している、つまり自分の利だけを考えているものだと思っているケースがありますね。
売るって相手のお金を奪うこと
また、人によっては「相手のお金を奪う」というイメージが強いケースもあります。
売るって相手に要らないものを押し付けること?
さらに、相手に要らないものでも押し付けることがセールスだと思っている人も。
実は失敗型セールスの典型例を強くインプットしているだけ
上記のようなイメージを持たれている方は、実は本当の「良いセールス」を知らないだけなんですよね。
今までセールスマンと言われるタイプの人々にされてきた「嫌なイメージ」が強く残っているため、セールスがよくないものだと思い込んでしまっているんです。
ですが、本当に素晴らしいセールスは、顧客がセールスだとは思いません。
それよりも、「自分の本当に必要なものが手に入った」と思われるぐらいです。
では、その違いは一体なんなのでしょうか。
本当のセールス
本当に良いセールスは、顧客がセールスだと思わないものです。
どういうことなのか、説明していきましょう。
商品やサービスは、相手の未来を作るためにある
そもそも、商品やサービスは、自分の目の前にいる買い手の不安を解消するものです。
受けることで明るい未来が見える、安心が得られるものです。
実は値段などは関係ありません。
きちんと相手のことを知った上で、必要なサービスを売る。
つまり、買ってもらうことが、相手のためになることなのです。
お客様と向き合う時、自分の方が商品を知っている
セールスをする時に一つ理解しておかないといけないことがあります。
それは、売り手の方が商品について詳しいということ。
相手のことを聞き、状況を改善するためにどんな商品(サービス)が必要なのか。
それらの判断は、売り手の方がしなければなりません。
その商品の「先生」として、商品について教えてあげる
ということで、セールスをする時には、商品についての「先生」として相手のことをリードしてあげる必要があります。
今どんな状況なのか、なぜその商品が必要なのか。
商品を使うことで、未来はどうなるのか。
売り手は、買い手の未来を導くためにリーダーシップを発揮してあげる必要があるのです。
売り手と買い手は対等
もう一つ、売り手と買い手の関係性についても理解しておきましょう。
売り手と買い手は、それぞれのカードが1枚ずつ。売り手は「売る権利」があり、買い手には「買う権利」があります。
それぞれのカードの提示についてはお互いに同じ条件です。
売り手は売らない権利があり、買い手には買わない権利があります。
向き合うべきは「問題」であり、売り手と買い手は協力すべき関係
関係性についてまで説明しましたが、ここできちんと理解すべきなのは「売り手も買い手も同じ問題に向き合わなければならない」ということ。
未来に対してどうすればいいのかわからない、という問題がある。
それに対し、売り手は「商品を提供する」ことで解決に導く。
買い手は、「商品を購入する」ことで解決に進む。
結果として、今目の前に遭遇していた問題の解決に漕ぎ着けることができるのです。
(参考文献:絶対話力/頭を下げずに「時短」で商品を売る方法)
顧客に必要な商品を売るなら、セールスは悪いことではない
…というようなことを、今日はクライアントさんとお話ししていました。
私自身も同じような悩み、思い込みが強い時期があったので、
「ああ〜その気持ちはよくわかる!」
と思いながら話を聞いていました。
でも、ちゃんとセールスについて学んでみると、実はセールスは悪いことではないということがわかって来ます。
むしろ、悪いセールスがあって、それに毒されていたんだということに気づくはずです。
マーケティングの仕組みも色々とあり、セールスしなくても商品は売れる、ということもよく言われますが、自分自身のサービスを提供する時に、セールスの体験があると、より自分の強みや最適なお客様が明確化されます。
自分のサービスを作っ他のであれば、是非良いセールスを学んで実践してみてくださいね。